SELFラーニングジャーニー JEPLAN

去る2023年11月4日(土)、株式会社JEPLANの北九州響灘工場の工場見学にSELFメンバーで行って来ました!
このラーニングジャーニー(学びの旅)は、先日のJEPLAN 岩元会長の鹿児島での講演会を受けて、現地を視察し体感しようというものでした。
SELFでは、学びを学びで終わらせず、体感を通して次の実践につなげるためにラーニングジャーニーを開催しています。

岩元会長の話を聞いた方は「地球環境防衛軍」のメンバーに仲間入りということで、私たちは「地球環境防衛軍 鹿児島支部」として伺いました。(岩元会長は、岩元隊長という肩書になります。)

まずは、岩元会長からレクチャーがありました。なぜJEPLANがリサイクルに取り組んでいるのか?どのような「技術」と「しくみ」で戦っているのか?仲間の作り方、資金調達の仕方、ムーブメントの作り方など参加者にとってはとても参考になるお話でした。
スケールの単位ごとにやれることは変わるので、夢を実現するためにステージをどこに置くかが重要であるということは胸に刺さりました。

続いて、工場の園田さんより向上での実際のオペレーションについて説明がありました。自分のクローゼットの中にも着ないものがありますが、全国レベルで集めると相当な量の衣類が着られることなくストックされており、その一部が工場に集まり、分別されます。

衣類が溶かされ(解重合)され、そして再び重合され糸の材料のペレットになり、糸が紡がれ布になり、また服になる。そうした服から服への「水平リサイクル」と量がほぼ減らない「one to one (1本から1本、1枚から1枚)リサイクル」を実現する工程の説明がありました。

全国から集められたガラケーは、こちらで蒸し焼きにして外装部分をガス化。残された金属の部分を金属メーカーに出荷していました。まさに都市鉱山です。こうして取り出された金属で東京オリンピックの金、銀、銅メダルは作られたそうです。

ポリエステルの衣類はプラントに投入され、残渣や色が取り除かれるとピュアなペレットになって出てきます。

実際に出来上がったペレットは繊維メーカーに出荷され糸になります。全国のユニクロやJINSや百貨店や自治体でBRINGの回収ボックスを見かけたら着なくなった洋服を投入して下さい。

大きなプラントですが、これで実験レベルの規模だそうで、実際に量産レベルだとこの10倍くらいだそうです。色んなプロセスを経てリサイクルができていることが、この複雑なパイプの構成に表れています。

帰りのバスの中で、今回最年少参加の中学2年生りつかさんが、「国の範囲を超えて、もうリサイクルの取り組みがこんなに進んでいることに驚きました。わたしたちが大人になるころにはもっといろんなものがリサイクルされる社会になっていると思うのでワクワクします。」と感想を述べていました。

地下資源を掘り出して消費して捨てるのではなく、今使っているものを再資源化してモノを作りだす。こうした行動が当たり前になり、地下資源争奪によっておこる戦争や紛争が無くなることを強く願ったラーニングジャーニーでした。

参加者の皆さんは、この日学んだことを各自の活動に活かして発展させるそうです。

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