CPPフランスシェフ来鹿!オーガニック給食を考える勉強会

鹿児島県庁最上階コワーキングスペースSOUUにて、「オーガニック給食を給食現場から進める研修会」が開催されました。

主催はNPO法人こどもと農がつながる給食だんだん/CPPジャパンさん。 私たちSELFのEAT LOCAL KAGOSHIMAが共催。当日はフランスからも2人のシェフがお越しになり、とても賑やかで学びの深い勉強会となりました。

廃鶏や経産牛などをどうおいしく調理するか

当日は、霧島市の日当山無垢食堂に納入している生産者の有機野菜や、だんだん関係者のみなさんが手配してくださった廃鶏や経産牛(なんと10回も出産した牛とのこと!)、北海道の有機牛乳などを使ってさまざまな料理の実習や試食、フランスでどのようにオーガニック給食を実現したかという講義、またそれらを踏まえて、ここ鹿児島の給食がどうあるべきか等をディスカッションと、盛りだくさんの1日となりました。

作った料理を試食する参加者たち

県内の給食関係者や、料理人、行政職員、議員の皆さんをはじめ、遠くは宮崎や福岡、高知などからも参加があり、たいへん賑やかな会でした。

たくさんのご参加、ありがとうございました!

<参加者の声>

オーガニックについてスピーチをした際保育園の栄養士をしている先生が『子どもたちは自分ではなかなか身体にいいものを選ぶ事ができないので私たちがより良いのもを選んでいきたい。』などとお話をしてくださいました。わたしも調理の人間として共感できる事が多く改めて子ども達の口に入るものの大切さに気づきオーガニックについて考えを深める事ができました。自分自身についても疎かにしている事も多く改めたいなと思いました。食べたもので体は作られていくということをしっかりと頭に入れて生活を送りたいと思いました。参加されてる皆さん立場は違えど食に対する思いが強く良い刺激になりました。貴重な機会をありがとうございました。(霧島市・保育園)

オーガニック?有機?違う?同じ?調べればすぐ出てきますが多くの消費者の方々は知らないのではないかと思いました。参加された方の言葉で野菜を買う時「有機」を選ぶか「特別栽培」を選ぶかこの言葉も印象的でしたグループで話をした際にフードロスについて話した時に「どこからをロスと考えるか」となりました惣菜を売りたいけど作り過ぎて売れ残ったらロスになるロスを無くす為に少なく作るのか農家さんが育てた野菜で市場に出せないから畑にすき込んだのもロスと言えばロスなのかシェフからの言葉の調理工程からのロス様々な点でのフードロスについて考えましたまたフランスではオーガニック給食が普及してる事トップダウン・ボトムアップの仕組みがされてる事も素晴らしいなと思いました。貴重な機会をありがとうございました(霧島市・物産館)

先日は貴重な研修に参加させていただき、ありがとうございました。研修の中で、シェフの「有機野菜は他の野菜に比べて値段が高いけど、その後の健康を考えると安い」という言葉が印象的でした。私たちの体は、食べたものでできていることを改めて実感しました。県外から参加されている方もいて、食について真剣に向き合っている方々ばかりでした。フードロスは調理をする現場からも出るし、それを消費する側からも出るので、フードロスをゼロにすることはそれぞれの立場で大きな課題だと思いました。食べられる部分を捨ててしまわないように、また、適量をとることを意識しようと思いました。(霧島市・飲食店)

今回無垢食堂で食材を準備させて頂きましたが、改めて有機栽培されている農家さんが沢山いらっしゃるなと感じました。農家さんの育てた食材を大切に、とは常日頃思っているのですが、何故有機が環境や身体へ良いのかを伝えれていないと思いました。また研修でも学んだように、食材の廃棄率を少なくする事やシンプルな調味料と調理法でコストダウンし、提供するという事はオーガニックに限らず少しずつだけれど無垢食堂でも取り組めているなとも思いました。これから先、生産者と消費者を繋ぐ調理者として、有機だけに限らず資源には限りがあるのだという事を学んで買う側にも考えてもらえるよう伝えていかなくてはならないと思います。貴重な体験をありがとうございました。(霧島市 飲食店)

私…オーガニックって?説明できる?なところから、参加を希望しました。体にいいとか農薬使ってないとか、それぐらいにしか認識していなかった世界でした。研修を受け、たくさんの異業種の方々との意見交換もでき、自分の思いも自分の言葉で伝えることの大切さも学びました。日本の食糧自給率の低さ、フードロスの多さ、オーガニックの野菜や食材を生産する生産者がとても少ないこと、単純に『給食をオーガニックに変える』の前に、そうすることにどれだけの課題がうまれるか…また地産地消の視点から、地域の生産者さんとの循環を崩さずに取り組んでいく方法はないかな?鹿児島の食文化や郷土料理の繋ぎ方など、いろんなことを考えさせられました。人の体は食べたもので作られる、良いものを先行投資として取り入れていく考え。皆さんの食べることと向き合う姿勢が、真っ直ぐでとても励みになりました。最後に、ペアを組んでの1分間スピーチのゲームで、最初にあたった市議の方が、『食べたものが及ぼす新型栄養失調(発達の遅れ等)』について話してくださいました。私もひよりにいながら、口にするものを選ぶということがどれだけ大切かを学んでいるところだったので、とても共感が得られ、同じ思いの方が周りにもいるんだと心強く感じました。安心安全なものを今の子どもたち、次世代の子どもたちに残していくことの大切さを感じました。美味しいものを笑顔で食べることのできる環境が続くように、小さいことからでもアクションを起こしていきたいです。(霧島市・保育園)

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